共に海洋国である日本とノルウェーは、多くの共通した問題や課題を抱えています。UiBおよびNTNUは既に海洋学、エネルギー、環境といった分野で日本の各機関と研究、研究教育および学生交流をはじめとする活動を通し良好な協力関係を築いています。
この協力をさらに強化・拡大するため、NTNUおよびUiBは共同で、イノベーションノルウェー東京事務所内(ノルウェー王国大使館 通商技術部)に専任のアドバイザーを採用しました。
-「日本で素晴らしい連携体制ができました。この新たな取り組みに、我々も大いに期待しています」(ダーグ・ルーネ・オルセンUiB学長)
-「日本の大学はクオリティが高く、我々も多くの領域で協力が可能だと考えています。日本における協力関係が深まり強化されることを、私も楽しみにしています」(グンナル・ボーヴィムNTNU学長)
ノルウェー王国大使館 通商技術部に事務所
NTNUおよびUiBはノルウェー王国大使館 通商技術部内に専任の担当者を採用し2年間の予定で新たな体制による活動に取り組んでいます。
グンナル・ボーヴィム学長(NTNU)およびダーグ・ルーネ・オルセン学長(UiB)は2015年12月11日オスロにて、イノベーションノルウェー CEOのアニータ・クローン・トローセット氏と合意書に署名しました。
- 「私たちは、東京のノルウェー大使館での連携を通じて、UiBおよびNTNUの日本での活動強化を全面的に支援したいと考えています。両大学は、国際的なパートナーシップ構築のパイオニアです」(アニータ・クローン・トローセット、イノベーションノルウェー)
日本との関係強化・発展を目指す
NTNU、UiBおよび日本の大学・研究機関の間では、既に幅広い連携が行われています。資金援助を受けたプロジェクト、研究発表、研究者・学生交流の促進など、長年に亘って実績のある協力関係の強化を目指します。また、新たな分野での各機関との協力関係の可能性も模索します。本プロジェクトを通じて、NTNUおよびUiBは日本の提携機関との関係を深めるとともに、日本の教育・研究セクターおよび産業界に関する専門知識を深めたいと願っています。
これらの目標達成に向けて、当プロジェクトでは以下のような具体策をもって寄与していく考えです。
• NTNU およびUiBと日本の提携先との関係の強化
• 日本の各機関に関するアドバイスおよび情報の提供
• 研究者、学生および経営者のための交流の場を創出
• NTNUおよびUiBと日本の大学との間の学生・職員の交流促進
• 研究・教育活動と産業界の連携
UiBでは現在、日本の言語学および気象、海洋、エネルギー、極地研究の分野で日本の大学と提携しており、今後はさらに保健科学や社会科学、法律といった新たな領域での協力関係の発展を目指します。
NTNU は、物理学、数学、神経科学、エネルギー、環境、材料科学そして国際政治といった分野で、日本の大学と長年に亘り提携してきました。また、NTNUには独自の日本研究プログラム「ジャパン・プログラム」があり、2003年より『環境とエネルギーにおける京都国際フォーラム(KIFEE Kyoto International Forum for Environment and Energy )』を率いてきました。
お問合せ:
• ノルウェー王国大使館 通商技術部
(スベイン・グランダム) svein.grandum@innovationnorway.no