Norway Friendship Yacht Race in Enoshima

ノルウェーフレンドシップヨットレース in 江の島

「ノルウェーフレンドシップヨットレース」は、日本とノルウェーの友好を記念するセーリング大会です。江の島(神奈川県藤沢市)で2002年以来毎年開催されています。

Enoshima state visit 2001

「ノルウェーフレンドシップヨットレース」創設のきっかけは1964年に遡ります。この年に開催された東京オリンピックに参加の為ハーラル5世現国王(皇太子当時)が来日し、江の島で行われたセーリング競技5.5メートルクラスに競技に選手として出場しました。その折に、当時の皇太子殿下・妃殿下(現上皇上皇后両陛下)がレースを観戦し交流を育まれました。

それから37年を経た2001年、国賓としてソニヤ王妃を伴い訪日したハーラル国王は、思い出の地である江の島を現上皇・上皇后両陛下と共に再訪し、東京五輪当時に交流のあった選手はじめ日本の関係者と旧交を温めました。

NFY vikingship

これを契機に、江の島ヨットクラブと関係者の働きかけで両国の友好を記念したセーリング大会創設を決定し、翌2002年には第一回大会が開催されました。ノルウェー大使館からは、バイキング船の優勝杯を提供。毎年、大使が表彰式に参列しディンギー、クルーザー、ジュニア向けOP各部門の各優勝者にバイキング杯を贈呈します。

毎春、週末2日間にわたり開催されるヨットレースの期間中、世代を超え多くの人々が江の島に集います。共に海洋国である両国の絆を象徴する重要な友好行事として定着しています。
設立20周年を迎えた2022年には、大会に合わせ「サステナブルオーシャンフェスト(SOF2022)」を開催。海洋への関心を高め、持続可能な海を次世代につなぐための取組や課題について共に考えることを目的にシンポジウムやユースプログラムを実施しました。

Enoshima Yacht Club

また江の島ヨットクラブは今後ノルウェーロイヤルヨットクラブ(KNS)と連携し、ノルウェーと日本におけるレース開催、ジュニア選手の交流、E-sailingなどを視野に交流を広げたいと考えています。

Enoshima w/Mt.Fuji