
航海の目的は、持続可能な開発における海洋の重要な役割を強調することです。この地球一周の旅では、若者、科学者、国際的なリーダーが一体となって、教育、科学、技術を通じて海に関する新しい知識を構築していきます。船には十分な研究設備が備わっています。
世界一周の様子はオンラインでご覧いただけます。

スターツロード・レムクル号は2021年8月にノルウェーを出発しました。2023年4月までの間55,000海里超を航海します。この間に世界36港を訪問し、アジア初の寄港となる横浜には、パラオ出港後2022年9月12日の到着を予定しています。
ノルウェーのヨーナス・ガール・ストーレ首相は親善大使として、ピーター・トムソン国連事務総長海洋特使、中学生で「子ども気候パネル」のメンバーであるペネロペ・レアさんとともに、航海を支援します。本プロジェクトは、ノルウェー政府、ユネスコ、ユニセフ、ノルウェー国内外の大学や海洋研究機関などの協力のもと実施されています。また、多くの商業パートナーが、直接的な資金提供や現物支給、あるいは世界各地を巡る旅のうち特定の区間のパートナーとして参加しています。
ノルウェー、日本、太平洋諸国、ほか数ヶ国の乗組員と研究者が共にパラオから日本海域を目指すスターツロード・レムクル号の横浜寄港は、持続可能な開発目標(SDGs)への私たち共通のコミットメントの表われです。

東京のノルウェー大使館はチームノルウェー(イノベーションノルウェー、ノルウェー水産物審議会、ノルウェーリサーチカウンシル、在日ノルウェー商工会議所)とともに、スターツロード・レムクル号の運営部と協力し、9月12日〜15日の横浜滞在のためのプログラムを計画中です。
この中にはSDGsが掲げるテーマに沿って海洋科学への関心を喚起するためのビジネス、学術セミナーが含まれます。また、海洋・極地研究のプレゼンテーションを目的とするオープンシップデーも予定しています。
横浜滞在後、スターツロード・レムクルは9月15日に沖縄の那覇に向けて出発し9日後の9月24日に那覇に到着します。その後9月28日に那覇を出発し、10月1日から7日まで石垣島に滞在した後、フィリピンの首都マニラに向けて出発する予定です。
